〔さよなら JR「江差線(木古内駅―江差駅間)」②〕

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JR「五稜郭駅―木古内駅間」は、「青函トンネル」の北海道側の接続路線とされ、昭和63年3月の「津軽海峡線開業」に合わせて電化等の改良工事が実施され、本州と北海道を直結する幹線ルートの「津軽海峡線」の一部となった。一方、JR「木古内駅―江差駅間」は道道5号線「江差木古内線」が未整備であることもあり、非電化の「ローカル線」として取り残された。「予定線」の後段である「木古内ヨリ分岐シテ大島ニ至ル鐡道」も国鉄「松前線」として「木古内駅―松前駅間」が開業していたが、「国鉄再建法」により「「特定地方交通線」に指定されたこと、国道228号の整備状況が良好であることもあり「津軽海峡線」の開業に先立って昭和63年2月1日に廃止された。昭和43年に選定された「赤字83線」にも挙げられている同路線が存続したのは、輸送量の多いJR「五稜郭駅―木古内駅間」が含まれていたからともいわれる。

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