「タコストーブ」の灯消さない~函館の職人が復刻・販売~。
続いては、懐かしい「タコストーブ復刻・販売」の話題を一つ。かつて国鉄の列車内で使われた球形の石炭ストーブ「タコストーブ(別名ダルマストーブともいう)」を函館市内の鋳造用木型職人・上野山さん(ウエノヤマ技巧代表)が復刻し、販売を始めた。上野山さんは「函館は国産鋳物ストーブ発祥の地。鋳物ストーブの灯を消したくない」と話す。この「タコストーブ(ダルマストーブ)」は高さ48㌢、幅35㌢、奥行き38㌢、重さ約30㌔で、燃料は石炭、ペレット、まきなどが使用できる。道内の「貨客車」や「車掌車」で昭和45年前後までよく使われた。北洋漁業が盛んだった50年ほど前は機械部品など鋳造品の需要が高く、木型職人は函館に20人余りいたが、今は上野山さんだけ。「タコストーブ(ダルマストーブ)」を見て若い人が鋳物に関心を持ってくれたら」と願う。なお、ストーブは受注生産で1台7万5600円(9月30日までは特別価格5万2920円)で販売している。懐かしく思う人は、1台買ってみては。問い合わせはウエノヤマ技巧(℡0138-55-1002)へ。〔写真は、ミニサイズの「タコストーブ(ダルマストーブ)」〕
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