“名物やきそば”の元木古内駅前食堂「急行」の店主垣内さん、亡くなる。
今日は、「元木古内駅前食堂急行の店主、垣内さん亡くなる」のニュースについて。知る人ぞ知る、全国鉄道ファンの間では有名だった、元木古内駅前食堂「急行」の店主垣内さん(88歳)が5月16日亡くなった。この食堂は昭和31年、垣内さん夫婦がはじめ、店名の「急行」は当時の木古内駅に“急行が停まるよう”願いを込めて名付けたそうだ(現在の木古内駅は急行どころか、新幹線が停まる駅となった)。その後、ご主人が亡くなり一人で食堂を切り盛りしていたが、北海道新幹線関連工事のため立ち退きとなり、平成25年10月に約200㍍離れたところの新店舗で営業を再開していた。店のメニューは懐かしいしょう油味の“やきそば”のみであった。なぜこの店が全国の鉄道ファンに人気であったかというと、当時木古内駅は“江差線&松前線”の乗り換え駅であったので、その乗り換え時間の合間に多くの人が利用したのである。気さくな店主垣内さんは、来た人に店の名前の由来や当時鉄道で賑わった木古内駅周辺の話をし、また、廃線まじかの両線を訪ねてきた全国の鉄道ファンの話し相手をしたのである。私も何回かは行ったことがあるが、最後は平成25年6月だったと思う。垣内さんはこの日、男性客の“やきそば”を作ったあと倒れ、函館の病院で息を引き取ったという。ちなみに61年間続けた店は、後継者がいなくて閉店するとのことである。木古内町の名物店主だった垣内さんのご冥福をお祈りしたい。
●平成25年当時の「JR木古内駅」
●移転前の駅前食堂「急行」
●店内の様子
●メニューは「やきそば」のみ
●大評判だった「やきそば」
●名物店主だった在りし日の「垣内さん」(当時85歳)
●平成25年当時の「JR木古内駅」
●移転前の駅前食堂「急行」
●店内の様子
●メニューは「やきそば」のみ
●大評判だった「やきそば」
●名物店主だった在りし日の「垣内さん」(当時85歳)
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