282 〈懐かしの分岐駅⑤〉「木古内駅」。
北海道における新幹線最初の駅および道南いさりび鉄道(旧JR江差線)の発着駅である「木古内駅」は、かつて〔松前線(昭和63年2月1日廃止・木古内―松前間・50.8㌔)〕と〔江差線(平成26年5月12日廃止・木古内―江差間・42.1㌔)〕が分岐していた駅である。その歴史は古く、昭和5年10月25日、官設鉄道江差線の終着駅として開業した。その後、昭和10年12月10日に江差線が湯ノ岱駅まで延伸されると同線の途中駅となり、さらに昭和12年10月12日の松前線開業に伴い、江差線と松前線の分岐駅となった。昭和55年10月1日までは江差線の急行えさしと松前線の急行松前の停車駅であり、一部の列車は木古内駅で併結作業を行っていた。
●JR江差線廃止直後の「木古内駅構内」(右側の線路が旧江差線・左の線路が津軽海峡線・さらにその左側にあったのが旧松前線)」
●JR江差線廃止直後の「木古内駅構内」(右側の線路が旧江差線・左の線路が津軽海峡線・さらにその左側にあったのが旧松前線)」
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