〔マイコレクション1738〈絵はがき〉比羅夫丸〕

今回紹介するのは、「比羅夫丸」の〈絵はがき〉である。この「比羅夫丸」(1480.41㌧)は、日本初の蒸気タービン船で、日本鉄道が直営の青函連絡船航路開設のため、明治39年10月にイギリス・スコットランドのウィリアム・デニー・アンド・ブラザーズ社に建造を発注し、明治41年3月7日、相次いで就航させた2隻の同型の海峡渡船の第1船である。ちなみにもう1船は〈田村丸〉である。なお、国鉄青函連絡船の歴史は、この「比羅夫丸」と「田村丸」の2隻の就航によって始まったのである(所要時間は4~5時間)。ちなみに「比羅夫丸」は、大正13年10月15日に青函航路終航となり、その後、高速性能を生かし、四国航路で急行接続便として約10年間活躍した後解体された。

●〈絵はがき〉比羅夫丸(表)DSC_0029.JPG
●〈絵はがき〉比羅夫丸(裏)DSC_0030.JPG
●函館市青函連絡船記念館摩周丸の「比羅夫丸模型」IMGP5254.JPG

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